ヘッダーイメージ 本文へジャンプ
 
<日本の植物>
与那国島花紀行H24-1
西表島花紀行 H23-2
西表島花紀行 H23-12
   〃     H24-1 
   〃     H24-2
石垣島・西表島花紀行 H24-6
石垣島・西表島花紀行H24-6.29~7.1
広島花紀行 H24-4  
大分、熊本花紀行 H24-5 
長野花紀行 H24-7
ニカラグアの動植物 
    H24年-3月
オーストラリアの植物 
 
 
バックナンバー 
   H23年11月
       12月
   H24年 1月
        2月
        3月
        4月
        6月

       7月

        8月
       10月
       11月
       12月
   H25年 3月
        4月
        5月
        6月
        7月
        8月
        9月
       10月
      11月
      12月 
  平成26年1月
        2月 
       3月 
素人の横好きでこのサイトをやっています。間違い、ご意見等有りましたら連絡ください。tsugu0619@yahoo.co.jp
今月の花-2014.4.13
2014年4月13日 23時50分
オオカゲロウラン(大蜉蝣蘭)(テリハカゲロウラン) Hetaeria oblongifolia Bl.
    
ラン科 Orchidaceae   ヒメノヤガラ属 Hetaeria
 高さ30cm内外に達する多年生草本。葉は約9個で光沢があり、長さ9 cm、幅3~4 cm。 穂状花序は多花、花軸は有毛、長さ23cmに達し、花は反転せず、子房は下曲性の毛があり長さ6 mm。唇弁は多少肉質で柔らかい刺を有する稜のどちらかの基部につき、帯黄白色で先端は黄色、縁辺は著しく内曲し、外側には1本の縦溝がある。萼は淡緑色で先端は白色、卵形、鈍頭、長さ約4mm、 花弁は左右不同で、斜長楕円形で上半部は波状縁、白色、長さ3 mm位。石垣、与那国。一台湾?、泰、マレーシア、濠州(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。
 
撮影:2008.5.27 沖縄県石垣島   撮影:2008.5.27 沖縄県石垣島   撮影:2014.4.12 沖縄県石垣島     撮影:2012.12.23 沖縄県石垣島

 H23年12月にオオキヌランとしてあげた物を、オオカゲロウランに変更しました。勉強不足ですみません。以前にハナミストさんにも指摘されていましたが、Nさんにオオカゲロウランとして案内されたものも,このようにほとんど花が開かないということでした。

今月の花-2014.4.7-2
2014年4月7日 23時45分
クワノハエノキ(桑の葉榎)(リュウキュウエノキ) Celtis boninensis Koidz.
    
アサ科 Cannabaceae   エノキ属 Celtis
 落葉の高木、小枝は無毛またはやゝ無毛であるが萌芽枝には往々黄褐毛を密布するものがある。冬芽は小形で有毛。葉は互生、卵状楕円形~卵状長楕円形、時として卵形、膜質、鋭尖頭または長鋭尖頭、円斜脚~切脚、時として斜くさび脚、鈍鋸歯状鋸歯縁、鋸歯の先端は微凸状で多少内曲し、上面は無毛、下面は無毛または脈上に微毛散生,3行脈、側脈は通常3対で細脈とともに下面に突出する。葉柄は長さ1~1.5 cm 、 無毛または微毛がある。雌花は腋生、単立、花梗は長さ5~10mmでまれに途中で2岐することがある。核果は球形で長さ6~7mm、 れんが色に熟し、果梗は長さ6~20 mm。各島。日本(長門、九州、筑 前、肥前、薩摩、種子島、屋久島以南)、小笠原(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2006.7.1 沖縄県伊計島

撮影:2014. 沖縄県伊平屋島
撮影:2014.4.8 沖縄県うるま市藪地島            撮影:2014.4.8 沖縄県うるま市藪地島 

 津堅小中学校には大木があるようなのでアルカリ性土壌か海岸近くにあるのかもしれませんね。データ不足です(4月7日)。行ってきました。生育地はやはりそうでした。果実が付いていました(4月8日)。

今月の花-2014.4.7-1
2014年4月7日 23時07分
ウラジロエノキ(裏白榎) Trema orientaIis (L.) Bl.
    アサ科 Cannabaceae   ウラジロエノキ属 Trema
 常緑の中高木、樹皮は灰白色でやヽゝ平滑、せんい質。葉は卵状披針形~卵状長楕円形、長さ7~10 cm、 幅1.5 ~5 cm、長鋭尖頭、斜心脚、微鈍鋸歯縁、 3~5行脈、表面は圧毛を布いてざらつき、下面は絹毛を密布し帯淡緑銀灰色。葉柄は長さ8~12 mm。 腋生の集散花序は長さ1~2.5 cm、 密花、花は径3 mm位、白色。核果は卵円形、長さ3.5 mm位、黒熟。奄美、徳、沖縄、大東、石垣、西表、与那国。一九州(種子島、屋久島以南)、台湾、其他の熱帯アジアおよびポリネシア(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2012.4.15 沖縄県国頭村

撮影:2014.4.6 沖縄県名護市

撮影:2014.4.6 沖縄県名護市

撮影:2012.4.15 沖縄県国頭村
 
撮影:2013.3.24 沖縄県名護市
                                                            撮影:2014.4.6 沖縄県名護市 
 
 昨日(4月6日)に琉大与那フィールドに行ってきたのですが、広島大学の昆虫学をやっている先生だと言っていたのですが、クワノハエノキの有りかを聞かれたのに、ウラジロエノキを教えてしまいました。昭和25年生まれとおっしゃっていたのですが、本当にごめんなさい。
過去のデータを見たのですが、伊平屋島と伊計島での写真がありましたが、あまりはっきりしていませんでした。


今月の花-2014.4.5-1
2014年4月5日 22時58分
エゴノキ(漢字表記不明)(コウトウエゴノキ,オオバエゴノキ,シマエゴノキ) Styrax japonicus S. et Z.
    エゴノキ科 Styracaceae   エゴノキ属 Styrax
 落葉の中高木。葉は洋紙質、卵形~卵状長楕円形、長さ5~12(~15)cm, 幅 3~6.5 cm、短鋭尖頭または鋭頭、鋭脚または円状鈍脚で多少斜形、やゝ全縁,両面ともやゝ無毛または無毛、側脈は 3~5 対、細脈は両面ともに多少突出する。葉柄は長さ5~10mmで無毛。花は葉腋に単生し白色、花冠は5裂し、裂片は長楕円形~へら形、長さ17~23 mm、幅 8~11 mm、鈍頭,両面ともに微毛を有し、花筒は長さ1.5mm位、萼は広鐘形、長さ 5~6 mm、 幅 6 mmで5歯を有し、歯片は広3角形で外面には星状微毛を 散生し微毛縁、筒部は長さ4 mm位、小花種は長さ13~19mmで上方に向ってやゝ肥大し、雄芯は10個、花糸は扁平で基部に粗毛があり、葯は線形、重さ 6~8 mm、 子房は灰白色の柔毛を布き、花柱は長さ13~18 mm。果実は多少歪形の卵円形で柔毛を布き長さ1~1.4(2.2)cm、幅0.8 mm位、先端には尾状鋭尖頭の宿存花柱がある。果梗は長さ1.8~2.3 cm。種子は褐色,歪状楕円形で長さ1.3 cm、 4 ~5本の縦溝があって鋭頭。喜界(まれ)、奄美、徳、沖永、沖縄、久米、大東、石垣、西表、与那国。―日本(北海道~九州)、 朝鮮、中国、台湾(紅頭嶼)、比島(バタン列島)。―南の島のものは一般に葉が大きくなり琉球列島のものはコウトウエゴノキ伊豆七島のものはオオバエゴノキとして区別されることもあるが余りに中間型が多く区別しない方がよいと思う(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2014.2.23 沖縄県名護市

撮影:2008.2.23 沖縄県国頭村

撮影:212.2.6 沖縄県西表島
 
撮影:2011.4.13 沖縄県大宜味村

撮影:2007.1.20 沖縄県国頭村
撮影:2014.2.23 沖縄県名護市

 2月頃から林の中で、風に乗って良いにおいがしてくると、大体この樹が有って、満開になっていたりする。4月にはほとんど終わっているが、時々咲き残っていたりする。今年は枝がたわわになるほど開花していた。昨年は一昨年の台風の影響で開花が少なかったせいなのかな?
今月の花-2014.4.4-2
2014年4月4日23時55分
ギーマ(漢字表記不明) Vaccinium Wrightii A. Gray.
    ツツジ科 Ericaceae   スノキ属 Vaccinium
 高さ 2~4 mに達する常緑の小高木または低木、小枝は無毛または先端部に徽毛がある。葉は楕円形まれに長楕円形、鋭頭、鋭脚、長さ 2~5 cm、 幅7~25 mm、 革質、徽鈍鋸歯縁、側脈は 3~4 対で下面にわずかに突出し、両面ともに無毛または上面中肋下部に徽毛がある。葉柄は長さ 5~6 mm。包を伴う総状花序は小枝の先端付近の葉腋からでて長さ 5~6 cm。花は10花内外、花軸は無毛または微毛を有する。包は葉状で卵状披針形、徽凸状鈍鋸歯縁、鋭頭またはやや鋭尖頭、無柄。小花梗は長さ1~1.5 cm、無毛、やや下方に弯曲し、中央部以下に1~2個の長さ1~3 mm位の線状の小包を有する。花冠はやや鐘状のつぼ形で帯紅白色、長さ5 mm 位で外面は無毛、雄芯は10 個、 葯は長さ1.5mm位で背面に長さ0.5 mm 位の2個の糸状の距があり、花糸は長さ0.7mm位で長白毛を布き、萼は5歯を有し径2 mm 位、無毛または微毛があり、歯片は広3角形で長さ1mm幅1.5 mm 位。液果は球形で径 5~6 mm、紫褐色に熟する。種子は多数で長さ0.8 mm 位。各島。―台湾、小笠原 (1変種)(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2014.2.8 沖縄県伊平屋島

撮影:2011.4.3 沖縄県東村島

撮影:2008.4.29 沖縄県東村
 
撮影:2013.7.29 沖縄県西表島

撮影:2012.11.13 沖縄県国頭村
撮影:2011.4.3 沖縄県東村

 この果実は黒熟し、たべられるようで、ブルーベリーに近い仲間のようです。今度熟しているのがあれば食べてみますね。名前は沖縄の言葉から来ているようです。

今月の花-2014.4.4-1
2014年4月4日23時12分
コバンモチ(小判黐) Elaeocarpus japonicus S. et Z. .
    ホルトノキ科 Elaeocarpaceae   ホルトノキ属 Elaeocarpus
 高さ15 m、 直径80cmに達する常緑の高木。葉は長楕円形~長楕円状楕円形、長さ 7~10 cm、急鋭尖頭鈍端、鈍脚、疎鈍鋸歯縁、上面は無毛、下面ははじめ絹毛があるが後には無毛となる。葉柄は長さ3 cm位で上端部は急に少しふくれる。腋生の総状花序は長さ4 ~6 cm, 多花、小梗は長さ4~6 mm、花弁は白色、くさび状長楕円形、上端には3 ~5 個の鈍歯があり、萼片は花弁とほぼ同長で両面絹毛を布き、 葯は頂端で開口する。核果は楕円形、碧熟、長さ1 cm位。 各島。―日本 (近畿地方~九州)、台湾、中国 (琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2014.3.30 沖縄県大宜味村

撮影:2014.3.30 沖縄県大宜味村

撮影:2014.3.30 沖縄県大宜味村

撮影:2014.3.30 沖縄県大宜味村
  撮影:2012.6.30 沖縄県西表島
                                                            撮影:2012.6.30 沖縄県西表島

 今までオオシマコバンモチと人づてに聞いて、それを信じていたのですが、一緒に行ったS女子に指摘され(H26.3.30)、帰ってきて琉球植物誌を調べてみるとみるとその名前がなく、注意深さが足りなかったと反省しました。1本づつの確認でしたが、新葉が赤い樹の花には花柱がなく、緑色の樹には花柱が見られ、雌雄異株のようでした。