ヘッダーイメージ 本文へジャンプ
 
<日本の植物>
与那国島花紀行H24-1
西表島花紀行 H23-2
西表島花紀行 H23-12
   〃     H24-1 
  〃      H24-2
石垣島・西表島花紀行 H24-6
石垣島・西表島花紀行H24-6.7 
広島花紀行 H24-4  
大分、熊本花紀行 H24-5 
長野花紀行 H24-7
ニカラグアの動植物 
    H24年-3月
オーストラリアの植物 
 
 
バックナンバー 
   H23年11月
       12月
   H24年 1月
        2月
        3月
        4月
        6月

       7月

        8月
        10月
       11月
       12月
素人の横好きでこのサイトをやっています。間違い、ご意見等有りましたら連絡ください。tsugu0619@yahoo.co.jp
今月の花-2013.3.28-3
2013年3月28日 22時31分
ヤンバルミミズバイ(山原蚯蚓灰)(ヒロハミミズバイ)) Symplocos stellaris Brand
    ハイノキ科 Symplocaceae  ハイノキ属 Symplocos
 ミミズバイに比べ葉はやゝ大きく長さ7.5~15cm,幅2.5~5.5 cm,1 年枝は常に銹色の綿毛を密布し,髄は階段状。沖縄。―台湾、中国(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2007.3.31 沖縄県東村

撮影:2007.3.31 沖縄県東村
                            撮影:2013.3.17 沖縄県東村  


 かなり低い木にも咲いていました。ほとんどの花が葉の下部に少しブラシ状になるようにまとまって咲いていました。

 

今月の花-2013.3.28-2
2013年3月28日 21時58分
スダジイ(スダ椎)(イタジイ、オキナワジイ) Castanopsis siebodii Hatusima
   ブナ科 Fagaceae  シイ属 Castanopsis
 常緑の高木で樹皮は深裂する。冬芽は扁卵形で芽鱗は2列に配列する。葉は革質、広楕円形~広披針形、鋭尖頭または尾状鋭尖頭、やゝ斜鋭脚、長さ5~10 cm 幅2~3 cm、 通常2/3以上に5~6個のあらい鋸歯があり、上面は無毛、下面には不斉形の鱗片を密布し帯褐銀灰色時としてやゝ赤銅色,側脈は6~8対で細く下面ではやゝ不明。葉柄は長さ1~2 cm。 雄花序は沖縄では1~2月頃新条の葉肢から斜上し、長さ6~8 cm、 やゝ密花、強裂な芳香がある。花は小形で5~6裂し9~12個の雄芯と1個の退化子房を有する。雌花序は新条の上端付近の葉脈から上向し、柄と共に長さ6~15 cm、花軸は径1mm位で無毛。雌花序は無柄で20~30個,花柱は細長い棒状で長さ1 mm位。総包は嚢状で斜卵形~斜卵円形、長さ1.5~18cm.外面にはらせん状に現状の小突起があり、はじめ堅果を全部包んでいるが後熟すれば頂端から中央部付近まで3裂する。堅果は円錐状卵形~卵円形で長さ1.5 cm内外、はじめ絹毛を有するがのち無毛となり、生時黒褐色であるが乾けば褐色となる。奄美、徳、沖縄、石垣、西表。-日本(関東地方以西南→九州)、済州島(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2007.3.31 沖縄県東村

撮影:2006.11.5 沖縄県国頭村
                            撮影:2007.3.31 沖縄県東村


  3月中旬になるとイタジイ主体のヤンバルの森はむせかえるようなこの木の花の臭いに満たされます。果実は小指の先ぐらいのドングリですが、高校生の時に初めて食べて美味しかったのを覚えています。

 

今月の花-2013.3.28-1
2013年3月28日 1時30分
ヤエヤマコンロンカ(八重山崑崙花) Mussaenda parviflora Miq. var.yaeyamensis (Masam.)Yamazaki
    
アカネ科 Rubiaceae  コンロンカ属 Mussaenda
 西表島には葉の下面中助上に開出粗毛(コンロンカは伏毛)を有するものがありヤエヤマコンロンカとして区別されることがある(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2011.12.26 沖縄県西表島         撮影:2008.3.15 沖縄県西表島  


 西表での撮影なのでヤエヤマコンロンカとしましたが、中肋上の毛の確認をしていません。次回に確認してきます。
今月の花-2013.3.25-3
2013年3月25日 23時55分
コンロンカ(崑崙花) Mussaenda parviflora Miq.
   
アカネ科 Rubiaceae  コンロンカ属 Mussaenda
    
 半蔓性の常緑低木。 小枝は赤褐色を呈し、灰白色の皮目が著しくはじめ多少有毛。托葉は早落性、 3角形で尾状鋭尖頭をなしつばめの尾状に2裂する。葉は対生、うすい革質、長楕円形~長楕円状楕円形、急鋭尖頭、鋭脚、長さ8~14 cm、幅3~6 cm、上面は無毛または脈上に微毛を散生し、下面は脈上に多少粗毛があり、側脈は6~7対で下面に凸出し、細脈と網脈は下面でよく見える。葉柄は長さ1~1.7 cmで多少有毛。頂生の散房花序は径 3~5 cmで短圧毛を布く。花はやゝ無柄、 萼は倒円錐状円筒形、長さ3 mm 位、圧毛があり、裂片は5個でやゝのみ形、長さ4~6 mm。その中の1個は葉状をなし卵状楕円形、白色5~7行脈、短鋭尖頭、鋭脚、全縁、長さ2~5.5 cm、 柄は長さ5~10cm、花冠は黄色で長さ12 mm 位、高盆形、筒部は中央部で多少くびれ上方に向ってふくれ上部の径 4 mm 位、外面には多少短圧毛を有し、内面喉部には褐色の密毛を有し、舷部は径 7 mm 位で、裂片は卵形鋭頭で長さ2.5 mm 位、雄芯と花柱は潜在し、小包は針形で萼裂片に似て長さ3~6 mm。 液果は楕円形で長さ1~1.5 cm、種子は多少扁平な扇状円形で長さ0.8 mm 位。各島―日本(屋久島,種子島以南)、?台湾北部 (琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2008.5.17 沖縄県恩納村

撮影:2013.3.13 沖縄県東村
 
                    撮影:2008.5.17 沖縄県恩納村


 沖縄のヤンバルは3月なかばには、至る所若葉が萌えだし、色々な緑が出現し、心が躍り出すほどの感動を覚えます。そろそろこの花も咲き出します。林縁に白く見えるのがこの植物です。

今月の花-2013.3.25-2                                       
2013年3月25日 23時25分
コモウセンゴケ(小毛氈苔) Drosera spathulata Labill
    モウセンゴケ科 Droseraceae  モウセンゴケ属 Drosea 

 多年生草本、 根葉はやや蜜に束生開出しロゼット状、,広倒卵形、,円頭、,長さ10~20 mm、 幅2.5~3.,5 mm、下面に長腺毛があり、,基部はくさび脚でやや幅広い柄に延下しへら形をなしている。花茎は1~2個、,高さ5~15 cm、 上方に偏側に数花~10数花; 花序は萼とともに短腺毛をやや密生する。萼片は披針形、花弁は萼片の長さの1.5~2倍、,花柱は2深裂。室果は長さ1.5 mm、 種子は微小。各島。―日本(関東以西の太平洋岸、上佐、薩摩南部以南)、台湾其他の熱帯アジア、濠州(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)


撮影:2007.11.24 沖縄県国頭村

撮影:2008.4.19 沖縄県東村
撮影:2008.4.19 沖縄県東村 
 
 
小さい花で、昼過ぎに太陽に照らされると開くようです。国頭マージ(赤黄色土)と呼ばれるヤンバルの赤土の斜面に生え、特に陽のよく当たるところでは、真っ赤に色づきます。
 
今月の花-2013.3.25-1
2013年3月25日 22時30分
シラン(紫蘭) Bletilla striata Reichb. fil.
    ラン科 Orchidaceae  シラン属 Bletilla

 地生ランで、日向の草原などに自生するようですが広く栽培されています。観賞用に、花の色も白色、単色のものや葉に斑の入ったもの等が市販されています。草丈は30~50cmになります。地下には丸くて平らで偽球茎がいくつもつながっているいます。葉は幅の広い長楕円形で、最も新しい偽球茎から5枚程度出ています。表面にはたくさんの側脈があります。沖縄での花期は3月から4月です。
 日本、台湾、中国に分布する。

撮影:2013.3.12 沖縄県名護市(栽培)

  群植されて開花してる様は素晴らしいものです。臭いが無いのが残念です。

  おおよそ3ヶ月もかかり、漸くデータの整理が終わり、至る所で消えていた画像も復活することが出来ました。まだ余り訪れる人もいないですが、楽しみに訪れた人たちにお詫びいたします。今後も少しずつページを改良していきたいと思っています。