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今月の花-2013.12.21-2
2014年2月21日 23時45
アラゲタデ(荒毛蓼) Persicaria tomentosa Willd.                            絶滅危惧IB類(環境省)
    タデ科 Polygonaceae   イヌタデ属 Persicaria                          絶滅危惧IB類(沖縄県)
 茎は高さ60~100cm、径6~8mmに達する1年生草本。茎は単一、有毛、下部は往々倒状する。葉は披針形、長さ5~10cm,短柄、長鋭尖頭、両面白色絹毛を密布する。包鞘は切頭、剛毛縁、長さ1.5~2 cm。 穂状花序は丈夫、長さ2.5~5 cm、 上向、短柄、包は6~8裂。花は大きく、白色。雄芯は7~8個。種子は円形、扁平,黒色で光沢がある。北大東。-台湾、其他の熱帯アジア、アフリカ(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2012.12.11 沖縄県南大東村

撮影:2012.12.11 沖縄県南大東村

 撮影:2012.12.11 沖縄県南大東村
 
 これ等の写真は南大東島で撮ったもので、この島にも分布しています。

今月の花-2013.12.21-1
2014年2月21日 22時15分
アツバグコ(厚葉枸杞) Lycium griseolum Koidz.
    ナス科 Solanaceae   クコ属 Lycium                                        準絶滅危惧(沖縄県)
 海岸の岩上に匍伏する全株無毛の低木で密に分岐し、小枝は硬く小形のこぶ状突起を有し灰白色。葉は束生しやゝ無柄、へら形、多肉質、長さ1.2~2 cm、幅4 mm位、円頭または鈍頭、漸尖脚、全縁、側脈は不明。花は葉腋に単生し白色、小花梗は肉質で長さ4~6 mm、下垂し、萼は鐘形で無毛、長さ5mm位で大きい4歯を有し、歯片は鈍頭で長さ3 mm位、花冠は4裂し長さ6 mm位、花筒は長さ2mm位で4脈を有し、裂片は楕円形で円頭をなし長さ4 mm幅2.8 mm位で明らかな脈があり、雄芯は4個で内在し、喉部につき花冠裂片と対生し、花糸は糸状で無毛、葯は円形、子房は卵円形で無毛、柱頭は斜形。大東。―小笠原諸島(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2012.12.11 沖縄県南大東島

撮影:2012.12.11 沖縄県南大東島

  撮影:2012.12.11 沖縄県南大東島
 
撮影:2012.12.11 沖縄県南大東島 撮影:2012.12.11 沖縄県南大東島   撮影:2012.12.11 沖縄県南大東島 

 花は小さな薄紫の花ですが、果実は、子供の頃は々食べていました。あまり美味しい物ではなかったと思います。
   
今月の花-2013.12.19-2
<font color="#006664">撮影:2012.12.11 沖縄県南大東島</font>2014年2月19日 4時10分
ダイトウワダン(大東海菜) Crepidiastrum lanceolatum Nakai var. daitoense (Tawada)Hats., comb. nov. C. daitoense  Tawada in Journ. Geobot.
    キク科 Asteraceae  
 
アゼトウナ属 Crepidiastrum                              絶滅危惧IA類(沖縄県)
 ホソバワダンに比し葉は通常倒卵状披針形~狭倒卵状披形で葉の最も広い部分は中央部以上、全体に白味がなく表面には多少光沢がある。 大東。―固有(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。


撮影:2007.12.31 沖縄県南大東島

撮影:2010.12.11 沖縄県北大東島

撮影:2010.12.11 沖縄県北大東島
 
撮影:2010.12.11 沖縄県北大東島

撮影:2010.12.11 沖縄県北大東島
撮影:2007.12.31 沖縄県南大東島

 違いがよくわかりませんでしたが、ホソバワダンに比べ少し厚ぼったく、葉にやや艶があるように感じました。

今月の花-2013.12.19-1
2014年2月19日3時50分
ハマナレン(浜菜連) Crepidiastrum lanceolatum (Houtt.) Nakai f. pinnatilobum (Max.) Nakai
    キク科 Asteraceae   アゼトウナ属 Crepidiastrum
 基本種に比べ根葉が羽裂する点が異っているが中間型が多く区別困難な場合がある。各島。―基種と分布は同じ(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2014.2.8 沖縄県伊平屋島

撮影:2014.2.8 沖縄県伊平屋島
 
撮影:2014.2.8 沖縄県伊平屋島
撮影:2014.2.8 沖縄県伊平屋島
 
 ホソバワダンも近くで見られたが、割合に切れ葉のものは偏在して生育していた。
 
今月の花-2013.12.18-2
2014年2月18日23時40分
ホソバワダン(細葉海菜) Crepidiastrum lanceolatum (Houtt.) Nakai
    キク科 Asteraceae   アゼトウナ属 Crepidiastrum
 海岸に生える多年生草本で南方では茎は往々本質化し高さ15cm、径 2 cm 位になるものがある。葉は茎頭にロゼット状にでて、その葉腋から多数の枝を放射状に出し、下方の枝は往々地面に圧着し、長さ10~20cm、径 2~6mm、上端部は斜上し、高さ10~30cmに達し、花茎は疎に分岐する。第1次の根生葉は花時にも残存し、へら状長楕円形で長さ5~15cm、幅 0.5~1.2cm,鈍頭または円頭、基部は漸次狭くなって短柄となり、全縁、両面は無毛、洋紙質。花茎の下葉はへら状長楕円形~線状披針形、中葉は長楕円形~披針形、長さ4~5 cm、 幅 5 ~20mm、鋭頭または円頭で基部は抱茎、上葉は卵状長楕円形または卵形で広く茎を抱く。頭花は枝端に散房状に密集し。花梗は長さ3~9 mm。 総包は狭い筒状で長さ6~9 mm、 幅 3~5 mm、外片は内片より数倍も短く卵形で1列にならび長さ1~2 mm。 頭花は8~12花、花冠は黄色、長さ9~11mm、径1.5 mm。痩果は長さ2.5~4 mm、冠毛は帯白色で長さ3~4 mm。 各島、通常海岸に見られるが潮風の影響の強い所では可成り内陸まで見られる。―日本(本州西南部~九州)、朝鮮、台湾、比島(バタン列島)。琉球列島とくに沖永良部の海岸の隆起サンゴ礁地帯にあるものは葉は著しく狭く別種のように見えるがサンゴ礁以外の所では普通の葉をつけたものが見られる点,から考えこれはおそらく石灰岩地帯の貧栄養と関係があるものと考える。また与那国島産のものは側方の匍枝が節部で下根して広く拡がり葉は一般に小さいので一変種として区別した方がよいかも知れない。(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2011.1.18 沖縄県渡名喜島

撮影:2012.12.17 沖縄県糸満市

撮影:2010.12.3 沖縄県国頭村

撮影:2011.1.18 沖縄県渡名喜島
 
撮影:2012.1.7 沖縄県与那国島

撮影:2012.1.7 沖縄県与那国島

 オキナワではニガナと称して、白和えにして食し、栽培もされています。与那国島産の物は写真のように矮性でした。かなり違った
感じを受けました。


今月の花-2013.12.18-1
2014年2月18日23時17分
アリモリソウ(有盛草) Cocionacanthus pauciflorus(Nees)Nees
    キツネノマゴ科 Plantaginaceae   アリモリソウ属 Cocionacanthus
 通常高さ20~50cmの多年生草本、茎の下部は地面に横伏し上方は直立し、有毛または無毛。葉は対生、長楕円形~長楕円状倒披針形、長さ4~12 cm、 幅1~5 cm、 鋭尖頭、鋭尖脚、全縁または波状縁、下面はやゝ灰白色で脈上には多少細毛がある。葉柄は長さ3~8 mm位で有毛。頂生の総状花序は単一または複生して疎な円錐花序となり、長さ柄とともに5~15 cm、 包は小形で線形、小梗は長さ3~4 mm、萼片は線状披針形で長さ3 mm位、花冠は白色で無毛、長さ径ともに8~10 mm、 筒部は長さ2 mm以下、裂片は5個で卵形、やゝ同大;完全雄芯は2個で外に2個の線状の退化雄芯がある。室果は倒披針形で長さ1.2~1.5 cm、下部は柄状、種子は平滑。各島。―日本(種子島、屋久島、トカラ列島)、台湾、南中国~印度(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2007.12.15 沖縄県大宜味村

撮影:2010.12.3 沖縄県国頭村
 
撮影:2010.11.20 沖縄県国頭村
撮影:2007.12.9 沖縄県国頭村         

 個人的な事情で、なかなかアップできないでいます。12月に咲く花から少しだけ紹介します。
控えめに下を向いて花開いています。とてもかわいらしい花ですよ。