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今月の花-2013.11.30-3
2013年11月30日 22時20分 |
カゴメラン(籠目蘭) Goodyera hachijoensis Yatabe var. Matsumurana (Schltr.) Ohwi ex Hats. et
Amano
ラン科 Orchidaceae シュスラン属 Goodyera 絶滅危惧II類(沖縄県) |
基本種に比べ葉に黄金色の網状紋を有し美しい。各島。―日本(? 甑島、屋久島)(琉球植物誌追加訂正版
初島住彦著から引用)。 |
撮影:2007.11.3 沖縄県国頭村
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撮影:2010.10.30 沖縄県国頭村 |
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撮影:2011.12.26 沖縄県西表島 |
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撮影:2007.2.12 沖縄県大宜味村 |
沖縄県内ではこのタイプの方が多いようである。
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今月の花-2013.11.30-2
2013年11月30日 21時30分 |
ハチジョウシュスラン(八丈繻子蘭)(ヤクシマシュスラン) Goodyera hachijoensis Yatabe
ラン科 Orchidaceae シュスラン属 Goodyera 絶滅危惧II類(沖縄県) |
高さ15~30cmに達する多年性地上蘭。茎は直立し、径 2~4 mm、無毛、下部は横伏し各節部から白毛を密布する太い根を1本づつだす。葉は4~8枚、斜卵状楕円形~狭卵形、長さ3~8
cm、 幅 2~3.5 cm、表面は深緑色で往々中肋に沿うて白色の帯状紋があり、鋭頭、やや円脚または鈍脚で端部は急に細くなり長さ1cm 位の柄となり、やや不明の5脈がある。花茎は多少縮毛を有し通常2(~3)
個の長さ1~2 cmの鱗片葉を互生する。穂状花序は細長い円筒状で長さ4~5 cm、 径1 cm 位、多数の花を密生する。花軸は多少有毛、包は狭卵形、尾状鋭尖頭、長さ4~8
mm、 無毛、1脈、ひげ毛縁。子房は線状つぼ形、短柄、長さ4~5 mm、 無毛。花は淡紅白色、長さ3~4 mm。萼片は長さ4 mm、中片は卵形で淡緑褐色、側片は長楕円状卵形で鈍頭。花弁は中萼片とともにかぶとをつくり、これと同長で倒披針形、やや白色。唇弁は広卵形、やや鋭頭で萼と同長。室果は楕円形で長さ6
mm 位。奄美、徳。―日本(八丈島、大隅、薩摩両半島南部および甑島以南) (琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2011.11.26 沖縄県西表島
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撮影:2011.11.26 沖縄県西表島 |
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撮影:2008.1.14 沖縄県西表島 |
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撮影:2012.5.14 沖縄県西表島 |
西表島の物は、葉の中心部分の白スジがかなりはっきりしているように思う。
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今月の花-2013.11.30-1
2013年11月30日 20時15分 |
ツノギリソウ(角切草) Hemiboea bicornuta (Hay.) Ohwi
イワタバコ科 Gesneriaceae ツノギリソウ属 Hemiboea |
高さ30~100 cm に達する無毛の多年生草本、茎は単立し多少多肉質で下部は地上を横伏して下根する。葉は対生し、多少鎌曲した長楕円状倒披針形、長さ10~20
cm、 幅2.5~4 cm、鋭尖頭、歪状狭脚、不明歯牙縁またはやゝ全縁、膜質、側脈は9~10対で細く下面にやゝ突出する。葉柄は長さ2~4 cm。
集散花序は退化して通常2花で有梗、花梗は長さ1.5~2.5cm、小梗は長さ4 mmに径1.5 mm位で基部にある1個の大きな包(2枚の包がゆ合してできたもの)は広卵形~卵形、長さ8~15
mm、円頭、全縁、無毛、早落性、 萼は膜質で5深裂し長さ8mm位、裂片 は長楕円形で長さ8 mm、 幅3 mmで鋭頭、花冠は白色、歪形で円筒状鐘形でやゝ内曲し、長さ2~4
cm、 径は基部で6mm、 舷部付近で2.5cm 位、舷部は2唇形で外面は無毛、内面の側方前面には毛が有り基部から6mm位の上方に輪状物を有し、上唇は2裂、下唇は3裂し、裂片は円形、完全雄芯は2個、花糸は長さ2
cm位で無毛、 葯は広心円形で幅3.5mm 位、後方の2個の雄芯は退化し、花糸は反曲し長さ5mm 位、子房は円筒形で長さ8mm位 となり無毛、花柱は太く長さ2.3cm位、花盤は輪状で高さ1
mm 位。室果は通常対をなし角状で斜上し円筒形、長さ2 cm、 幅4 mm位、先端は くちばし状にとがり2裂開し、種子は長楕円形で長さ1/3
mm。石垣、西表、与那国。―台湾 (琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2011.11.26 沖縄県西表島
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撮影:2011.11.26 沖縄県西表島
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撮影:2011.11.26 沖縄県西表島 撮影:2011.11.26 沖縄県西表島 |
この植物はそう見られる物ではないようである。花を見たのもこの1回のみで、角状になるという室果も見たことがない。
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今月の花-2013.11.29-2
2013年11月29日 23時15分 |
ツタノハヒルガオ(蔦の葉昼顔) Merremia hederacea(Burm. f. ) Hall. f.
ヒルガオ科 Convolvoulaceae コガネヒルガオ属 Merremia |
細い散開性の一年生草本で全株無毛。 茎は分岐し長さ1~3 mに達する。葉は卵形、長さ2~4 cm、やゝ全縁または3裂、鈍鋸歯縁または鋸歯縁、鋭尖頭、深心脚。花梗は腋生、長さ葉柄と同長またはそれよりやゝ短く、
3~5 (まれに多数)花、小梗は長さ2~4mm。花冠は黄色、径1.5 cm位、裂片は微凹頭;萼は緑色で長さ4 mm位、僧帽状、切頭微凸端。奄美、沖縄、宮古。―熱帯アジア、濠州、アフリカ(琉球植物誌追加訂正版
初島住彦著から引用)。 |
撮影:2011.11.25 沖縄県西表島
撮影:2010.12.10 沖縄県南大東島 |
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撮影:2010.12.10 沖縄県南大東島
撮影:2011.11.25 沖縄県西表島 |
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撮影:2011.11.25 沖縄県西表島 |
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小さいけど黄色の朝顔ですよ。園芸ように改良できないのかな?でもサツマイモ属(Ipomoea)ではないのだけれど。
西表島・石垣島花紀行 H24-6(H24.6.2~6.5) の中のハスノハヒルガオをツタノハヒルガオ属としてありましたが
コガネヒルガオ属に訂正致しました。ミスしていました。ごめんなさい。
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今月の花-2013.11.29-1
2013年11月29日 22時02分 |
コチョウインゲン(胡蝶隠元) Vigna adenantha (G.F.Mey.) Marechal, Mascherpa et Stainier
マメ科 Fabaceae ササゲ属 Vigna 絶滅危惧Ⅱ類 |
長さ2~5mに達する無毛の蔓性草本。小葉は硬質、長さ8~14 cm、長楕円状卵形、全縁、鋭頭または鋭尖頭、円脚、3主脈。総状花序は腋生、長柄、 花は少数で上端部に集り、長さ2.5~3cm、 萼は緑色または帯紫色、 3箇の下歯片は披針形で鋭尖頭、上方の2歯片は短く全部または1部ゆ合し、旗弁は幅3~3.5cm、凹頭、白色で紫がかり、翼弁は旗弁より紫色強く、竜骨弁は白色、 全花弁は落下前帯褐紫色に変色する。莢は線形で内曲し、扁平、多種子、長さ8~10 cm、 幅1cm位、鋭尖頭。石垣(まれ)。―比島其他の熱帯に広く分布する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2011.11.25 沖縄県西表島
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撮影:2011.11.25 沖縄県西表島 |
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撮影:2011.12.24 沖縄県西表島 |
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撮影:2012.2.5 沖縄県西表島(豆果) |
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撮影:2007.2.17 沖縄県西表島 |
紫紅色の花がたくさん咲くのですが、なかなか豆果を見ることがありません。自家不和合なのかもしれません。左端の写真は豆果ですが
終わりかけています。
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今月の花-2013.11.27-10
2013年11月27日22時45分 |
テリハノギク(照葉野菊) Aster taiwanensis Kitam. var. lucens (Kitam.) Kitamura
キク科 Asteraceae シオン属 Aster |
無毛の多年生草本。茎は根茎から群生し、高さ30~60cmに達し、上方で分岐し、有稜、幼時は多少微毛がある。茎葉は披針形、長さ4~14 cm、
幅 1.5~3 cm、 鋭尖頭、基部はやや円脚または漸尖脚となり長さ3~5 mmの柄部に流下し、中央部以上は粗い鋭鋸歯縁、上面は無毛で多少光沢があり、下面は無毛、やや洋紙質。頭花は茎または枝の先端に単生し、散房状につき、長さ8~12mmの花梗を有する。総包は筒状(おせは鐘形)で長さ5mm、
幅 5~6 mm、包片は4列、透明質、外片は卵形で長さ1mm、中片は楕円形で長さ2~3 mmに幅1mm、 内片は長さ4~5mmで帯紫色。舌状花は白色で1列、中心花は筒状で黄色、長さ6mm
位で先端は5裂する。痩果は扁平な長楕円形で長さ2~2.5 mm、冠毛は帯白色または帯赤色で長さ4 mm。 西表。―固有(琉球植物誌追加訂正版
初島住彦著から引用)。 |
撮影:2012.1.20 沖縄県西表島
撮影:2012.2.17 沖縄県西表島 |
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撮影:2011.11.25 沖縄県西表島
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撮影:2012.2.6 沖縄県西表島
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現地では道路沿いでも見かけることが出来る。
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今月の花-2013.11.27-9
2013年11月27日22時30分 |
アオヤギソウ(青柳草) Solidago Yokusaiana Mak.
キク科 Asteraceae アキノキリンソウ属 Solidago 絶滅危惧IA類(沖縄県) |
通常山地の渓岸に生える多年生草本。茎は根茎から群生し、高さ15~60(80)cm、単一またはまれに分岐し、葉を密生する。茎の幼部には微毛があるが後には無毛となる。花時には消失する根葉は披針形、長さ2.5~5
cm、幅 7~12 mm、 鈍頭微凸端、漸尖脚,やや3行脈、上面は黄緑色でやや微毛がある。葉柄は長さ2.5~7 cm。茎葉は密生し、線状披針形、長さ4~7
cm、幅 2~5 mm(まれに長さ12 mm、 幅 8 mm)、全縁または内曲性低鋸歯縁、上葉は線形で漸次小さくなる。頭花は径 15 mm (おして)、小梗は長さ5~6
mm,細く、微毛を密布する。包は線形、長さ1mm 位で1~多数。総包は筒状鐘形、長さ5~6 mm、幅 6 mm、 包片は3列で外側片は長楕円状披針形、長さ1.5mm、
鈍頭、細毛縁、最内片は長楕円状披針形。雌花の花冠は長さ7 mm、 筒部は長さ2.5mm、舌片は幅 1.5mm、 両性花の花冠は長さ5~6 mm(狭くくびれた部分は長さ2.5
mm)痩果は円筒形で長さ3.5mm、冠毛は長さ4~5 mm。 沖縄(安波、川田)。 ―日本(本州~九州屋久島まで)(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2012.11.13 沖縄県国頭村
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撮影:2006.11.19 沖縄県大宜味村
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撮影:2012.10.24 沖縄県国頭村 |
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撮影:2012.11.6 沖縄県国頭村 撮影:2012.11.6 沖縄県国頭村 |
大宜味村のアオヤギソウは、大保川で撮影したが、ダム工事で水没してしまった。その後漸く国頭村で撮影できた。沖縄県では絶滅寸前の様相である。
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今月の花-2013.11.27-8
2013年11月27日22時15分 |
リュウキュウツワブキ(琉球石蕗) Farfugium japonicum (L.) Kitamura var. luchuense (Masam.) Kitamura
キク科 Asteraceae ツワブキ属 Farfugium
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基本種に比べ葉の基部はくさび状で全形は種々の幅の扇形となる。奄美、沖縄、西表。―固有。本変種は一種の stenophvllism (狭葉現象)によるもので通常山地の渓岸に生ずるものだけに見られ渓岸に近い所に生えているものほど葉の基部の幅が狭く、岸から洪水時の影響の少ない内陸に行くにつれ幅は広くなりくさび脚、切脚の段階をへて最後には普通の型に連続している。(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2012.10.24 沖縄県国頭村
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撮影:2011.2.18 沖縄県西表島 |
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撮影:2011.2.18 沖縄県西表島
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撮影:2012.10.24 沖縄県国頭村 |
私の狭い庭にはこの程度の小さな株が良いように思うのだけども。
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今月の花-2013.11.27-7
2013年11月27日23時00分 |
ツワブキ(石蕗、艶蕗) Farfugium japonicum (L.) Kitamura
キク科 Asteraceae ツワブキ属 Farfugium |
常緑の多年生草本。根茎は太く、全株はじめ淡褐色の綿毛を密布する。葉は根生して長柄を有し、腎形または心状腎形、幅 6~30cm、長さ4~15 cm、波状歯牙縁またはやや全縁、上面は深緑色、滑沢で光沢があり。茎葉は短柄を有し包茎。花茎は太く、高さ30~75 cm。頭花は大形であるが少数で散房花序をなし、径 4~6 cmの黄色花で有梗。総包は長さ12~15 mm、舌状花冠は長さ3~4 cm、 幅 6 mm 位。痩果は長さ5~6 mm、 冠毛は汚褐色で長さ8~11 mm。各島―日本 (関東以西南)、台湾、南中国(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2005.12.2 沖縄県
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撮影:2007.12.15 沖縄県大宜味村
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撮影:2007.12.15 沖縄県大宜味村
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撮影:2011.12.18 沖縄県今帰仁村 撮影:2007.12.15 沖縄県大宜味村 撮影:2010.12.19 沖縄県東村 |
この時期の沖縄の野山は、濃い黄色のこの花が咲き乱れ始めます。我が家のネコの額ほどの庭にも一株植栽してあります。
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今月の花-2013.11.27-6
2013年11月27日21時45分 |
ヒメサザンカ(姫山茶花) Camellia lutchuensis T. Ito
ツバキ科 Theaceae ツバキ属 Cameria |
高さ5~10mに達する小高木、小枝は細く有毛、1年枝は開出細毛を密布し径1mm位。葉はうすい革質、楕円形~楕円状長楕円形、鋭頭鈍端、鋭脚、微鈍鋸歯縁、
長さ2~3.5cm、 幅0.7~1 .5 cm、上面は中肋をのぞき無毛、下面は無毛、側脈はやや不明。葉柄は長さ1 mm位で有毛。花は腋生、単生、やや無柄、白色、径2.5~3
cm。果実はやや球形、無毛、凹頭、長さ 1cm位、外果皮は革質で厚さ0.5 mm位。沖永、沖縄、久米、石垣、西表。―固有(琉球植物誌追加訂正版
初島住彦著から引用)。 |
撮影:2011.12.29 沖縄県国頭村
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撮影:2012.2.7 沖縄県西表島
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撮影:2007.12.23 沖縄県国頭村
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撮影:2007.2.12 沖縄県大宜味村 撮影:2011.12.29 沖縄県国頭村 撮影:2007.12.24 沖縄県国頭村 |
臭いツバキの交配親にこの沖縄産の椿が使われるようです。この花が咲いているやんばるの山はのこの花のにおいで満ちあふれます。もう少しすればこの花が咲き出します。
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今月の花-2013.11.27-5
2013年11月27日21時30分 |
サザンカ(山茶花) Camellia Sasanqua Thunb.
ツバキ科 Theaceae ツバキ属 Cameria |
常緑の小高木、樹皮は平滑で灰白色。1年枝はやや細く有毛。葉は楕円形~長楕円状卵形、長さ4~8 cm、幅1~3 cm、鋭頭鈍端または鈍頭ときとして微凹頭、両面中肋上に斜上短粗毛があり、微鈍鋸歯縁、側脈と細脈はやや不明。葉柄は長さ2~5mmで有毛。花は枝頂に単生、無梗、白色、径3.5~5 cm、子房は白毛密布。果実は球形、有毛、径1.5~2 cm、外果皮は木質、種子は通常3個。奄美、徳、沖縄、石垣、西表。―日本 (九州中南部および屋久島)(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2012.1.20 沖縄県西表島
撮影:2007.12.24 沖縄県大宜味村 |
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撮影:2006.11.19 沖縄県大宜味村
撮影:2012.11.13 沖縄県国頭村 |
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撮影:2007.12.24 沖縄県大宜味村 |
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野性のサザンカも清楚で良い物です。川沿いの湿度の高いところに多く生育しているようです。
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今月の花-2013.11.27-4
2013年11月27日21時15分 |
オキナワギク(沖縄菊) Aster Miyagii Koidz. 絶滅危惧II類(環境省)
キク科 Asteraceae シオン属 Aster 絶滅危惧II類(沖縄県) |
匍枝をだして繁殖する多年生草本。匍枝は細く、地上を匍い、節部から下根し同時に根生葉をだす。根生葉は花時ロゼット状に多数残り、長柄を有し、円形~倒卵形、長さ6~18 mm、 幅 5~12mm円頭、くさび状漸尖脚、全縁または各側に1~2個の牙歯を有し、両面ともに粗毛を散生し、厚質、ときとしてやや多肉質。茎葉はへら形、長さ5~13 mm、さらに上葉は線形で長さ4 mm位。花茎は単生、高さ10~30 cm、微毛を有し、分岐しないかまたは上方で2~3枚を分つ。頭花は茎または枝の先端に頂生し、径 2.5 cm位、淡紫青色。総包は半球形、幅 14~18mm、長さ6 mm、 包片は6列、外片はやや短くて線形、長さ4.5~6 mm、幅 0.5 ~0.8mmで背面は帯紫色で微毛を有する。周縁花は1列で花冠は長さ4.5~5 mm、下部には微毛がある。痩果は倒披針形、長さ3.5mm位で粗毛を密布し、冠毛は汚色、長さ3.5~4 mm。 奄美(小湊)、徳、沖縄、岸岩上。―固有(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2012.11.28 沖縄県国頭村
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撮影:2007.12.2 沖縄県名護市
撮影:2011.11.5 沖縄県名護市
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撮影:2012.11.28 沖縄県国頭村 撮影:2007.11.17 沖縄県国頭村 |
11月になると沖縄島の東側海岸線の岩上には、この菊が咲き出す。大浦湾の海岸線にもこの菊が咲いているが、埋め立てをすることになればそこのものはなくなってしまうのかも。
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今月の花-2013.11.27-3
2013年17月27日21時00分 |
オキナワシタキヅル(沖縄舌切蔓)(オキナワシタキソウ) Marsdenia lutchuensis Koidz.
キョウチクトウ科 Apocynaceae キジョラン属 Marsdenia |
高さ十数米に達する藤本、小枝は先端付近をのぞき無毛。 葉は洋紙質、 卵状楕円形、楕円状長楕円形、長さ10m内外、鋭尖頭、鈍脚~浅心脚、全縁、上面は無毛または中肋上に微毛を有し、側脈は5~6対、下面は淡色で脈上に微毛を散生するほかは無毛。葉柄は長さ1~2 cmで上面は有毛。花は腋生で長さ5~25 mm位の総梗上に2~3個傘形状につき、小花梗は長さ1.2~2 cm位で太く無毛、小花梗下部の小包は狭卵形で長さ2~3 mm、 萼は5深裂し、裂片は3角状披針形で鈍頭、長さ6~9 mmで無毛、花冠は白色、花筒は長さ6~8 mm 径5 mm位で内面基部には毛があり,裂片は披針形で長さ13mm位となり鈍頭 ; 花柱はきわめて短く,葯は長さ1.5 mm位、副花冠は長さ2 cm位、裂片は卵状円頭で膜質。骨突は2個で約180°に開き、披針状長楕円形、先端は細長くとがり、長さ14 cm 位、径1.5 cm位、無毛、種子は扁平で狭卵形をなし長さ 1.3 cm位、種髪は長さ3 cm位。奄美、徳、沖縄、久米、石垣。―日本(南日本)。―1変種シタキソウ var. japonica (Mak.) Hatusima は基本種に比べ全体に毛が多く、花筒はやゝ長く、房総半島以西北九州まで分布する (琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:208.5.17 沖縄県国頭村
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撮影:2013.11.19 沖縄県伊平屋島
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撮影:2013.11.19 沖縄県伊平屋島 |
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撮影:208.5.17 沖縄県国頭村 撮影:2013.11.19 沖縄県伊平屋島 |
花弁は光沢が有る。琉球植物誌には伊平屋島での分布は記載されていない。久しぶりの遭遇で、最初は花が葉に隠れていて、果実のみが見えたので、旧ガガイモ科の植物であることは判ったが、オキナワシタキヅルと判明するまでに時間がかかった。春と秋の2期咲きなのか、通年咲きなのかは今の所はっきりしない。
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今月の花-2013.11.27-2
撮影:2010.11.6 沖縄県国頭村 撮影:2010.10.23 沖縄県大宜味村 |
一般的には沖縄の木々は実をつけていますが、この木は花をつけています。少しグリーンがかったクリーム色であまり目立ちませんが、発見した時は嬉しくなります。
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今月の花-2013.11.27-1
2013年11月27日20時30分 |
ヤッコソウ(奴草) Mitrastemon Yamamotoi Mak.
ヤッコソウ科 Mitrastemataceae ヤッコソウ属 Mitrastema |
イタジイの根に群生する1年生寄生草本で高さ7 cm内外となり白色を呈する。根茎は短くて円く表面はざらつき口辺に短い鱗片を有する。花茎は直立、肥厚し、
4~5対の鱗片葉を対生する。鱗片葉は卵形、鈍頭、上部のものは大きく、長さ1~2 cm、全縁で内捲する。花は冬期にあらわれ両性、単立、白色、花被は単一、口縁は切形で宿存する。口径は1
cm位で、花弁は0。雄芯は下位で単体をなしのち花から脱離する。花糸は筒状で子房をかこみ葯は花糸とともに帽状をなし、葯の表面に花粉をだす。子房は卵円形で径1
cm位。果実は液果状で種子は微小。花中に密液を分泌しメジロなどの小鳥がきて吸うという。奄美、沖縄、石垣、西表。-日本(土佐,南九州)(琉球植物誌追加訂正版
初島住彦著から引用)。 |
撮影:2006.8.20 沖縄県国頭村
撮影:2011.9.25 沖縄県国頭村 |
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撮影:2012.10.22 沖縄県国頭村
撮影:2011.11.5 沖縄県国頭村 |
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やんばるの山々にはイタジイの木々が多く見られるが、10~11月になると、その木々の根元には、かわいらしいこの植物が顔を出します。残念ながらまだ満足のいく画像は得られていません。
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