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ニカラグアの動植物

オーストラリアの植物

今月の花-2011.11.30-2
2011年11月30日 21時32分
チケイラン(竹蕙蘭) Liparis bootanensis Griffith
 森林の中の樹上や岩上に生えます。小形の常緑のランです。卵形の偽球茎の先に葉を1枚つけます。葉のは長さ10~18cmです。
 四国、九州南部、屋久島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、石垣島、西表島、台湾、フィリピン、中国南部、ヒマラヤ、タイ、インドシナに分布するようです。
撮影:(左)2007.12.3、(右)2007.12.9 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae クモキリソウ属 Liparis 絶滅危惧IB類(環境省)

 花が終わりかけると、花弁がオレンジ色がかってくるようです。小さなかわいらしいランです。
 
今月の花-2011.11.30-1
2011年11月30日 20時57分
ヒメフタバラン(姫双葉蘭) Listera japonika Bl.
 沖縄の山原の森で咲いていた地生ランです。地下には短い根茎があるようです。葉は2個で対生します。草丈は10~15cm程度の小さな植物です。花は淡緑色ないし淡紅褐色の色です。
 関東南部以西南、奄美、沖縄、久米、伊平屋、西表に分布するようです。
撮影:(左)2007.12.29、(右)2007.12.30 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae フタバラン属 Listera

 開花期にだけ植物体は芽を出し、花を咲かせます。
 
今月の花-2011.11.29-2
2011年11月29日 18時07分
オキナワセッコク(沖縄石斛) Dendrobium okinawense Hatusima et Ida
 沖縄の山原の森のイタジイやオキナワウロジロガシの樹幹に着生します。茎は束生していて、細長く垂れ下がります。長さは70~80cm程度にまでなるようです。
 沖縄島北部に分布する固有種です。


撮影:(左)2011.1.7、(右上下)2011.1.9 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae セッコク属Dendrobium 絶滅危惧IA類(環境省)

 このランが樹上で開花していると、樹林内で芳香が漂い、どこかで開花しているのがわかります。
 
今月の花-2011.11.29-1
2011年11月29日 17時42分
トクサラン(木賊蘭) Calanthe gracilis S. Y. Hu
 沖縄の山原の森で咲いていた地生ランです。草丈は30~50cm程度、茎は数節からなっています。花は、咲き始めにわずかに緑色を呈しています。
 甑島、屋久島、種子島、奄美、徳之島、沖縄、久米島、石垣、西表、台湾に分布するようです。
撮影:(左)2010.11.20 (右)2011.11.23 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae トクサラン属 Calanthe 

 ヤンバルの山の中では、割合に見かけるランです。渓流沿いから、少し乾燥気味の林床にまでみられます。樹林下の黄色の花は目立っていて、心奪われます。
 
今月の花-2011.11.28-2
2011年11月28日 23時43分
ネジバナ(捩花) Spiranthes sinensis var. amoena (M. bieb.) Hara
 沖縄では、ナンゴクネジバナよりかなり遅く開花するようです。草姿も細長い気がしました。芝等に混じって入ってきたのではと思われます。
 通常は、トカラ列島宝島以北の日本、樺太、中国、印度、マレーシア、オーストラリアに分布するようです。
撮影:2011.7.16 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ネジバナ属 Spiranthes 

 車を走らせながら、フェンス沿いの芝の中にピンク色の花を発見したので、もっどてみると本種でした。何年も前に工事がなされた場所なので、そこで定着しているのでしょう。
 
今月の花-2011.11.28-1
2011年11月28日 23時00分
ナンゴクネジバナ(南国捩花) Spiranthes sinensis (Pers.) Ames
 日のよlく当たる草地に生える地生ランです。草丈は20~30cm程度です。花色は通常ピンク色ですが、個体により濃淡が有り、白花も時々見かけます。本土で見 られるネジバナとは、花序に毛がないことで区別されます。
 沖縄各島、台湾、南中国、インドシナに分布するようです。
撮影:(左)2008.3.28 沖縄県粟国島、(右)2008.4.19 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ネジバナ属 Spiranthes 

 小さくて可憐な花ですが、芳香が有り、うっとりさせられます。
 
今月の花-2011.11.27-2
2011年11月27日 23時40分
アリサンムヨウラン(阿里山無葉蘭) (アノマラン、ヨシヒサラン) Cheirostylis takeoi (Hayata) Schlechter
 石灰岩地の自然林の林床に生える地生ランです。茎は肥厚して、でこぼこした感じになります。2~5葉を互生します。開花時の草丈は10~20cmです。
 沖縄島北部、久米島、台湾に分布するようです。

撮影:2008.4.12 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae カイロラン属 Cheirostylis 絶滅危惧IA類(環境省)

 通常は単生しているのですが、このように群生して開花したのを見るのは初めてでした。しかし、これらの株も盗採されて今はないようです。
 
今月の花-2011.11.27-1
2011年11月27日 23時10分
カツウダケエビネ(嘉津宇岳海老根) Calanthe discolor Lindley f. kanashiroi (Fukuyama) Nakajima
 石灰岩地の自然林の林床に生える地生ランです。偽球茎が数個接して生育し、2~5葉を束生します。花茎は長さ30~40cmになります。
 沖縄島北部に分布する固有種です。
撮影:2008.4.5 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae エビネ属 Calanthe 絶滅危惧Ⅱ類(環境省)

 大雨に降られながらも入った山で、ようやく見つけました。雨に煙るように、林の中に現れ、その美しさにしばらく見とれていました。 
 
今月の花-2011.11.24-2
2011年11月24日 22時43分
ナギラン(梛蘭) Cymbidium lancifolium Hooker
 常緑の地生ランで、沖縄では、ヤンバルの森に生えています。約10cm程の細長い偽球茎を有し、2~3枚の葉をつけます。長さ約10cmの葉は革質で、長い葉柄があります。
 本州南部、四国、九州、奄美大島、沖縄島北部、台湾、中国南部、インド、タイ、インドシナ、マレーシア、ニューギニアに分布するようです。
撮影:2007.6.17 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae シュンラン属 Cymbidium 絶滅危惧IA類(環境省)

 数日前から見つけてあり、満開になっているだろうと、大雨が降っていたにもかかわらず、車で泥道を入山した。花を見た瞬間、仲間達も皆感嘆し、カメラを心配しながらも一生懸命に撮影した。
 
今月の花-2011.11.24-1
2011年11月24日 22時01分
オオギミラン(大宜味蘭)(イナバラン) Anoectochilus inabai Hayata
 常緑の小型の地生ランです。割合に湿度の高い林床に生育します。茎は匍匐しますが、長さは10~20cm程度です。
 屋久島、沖縄島北部、西表島、台湾に分布するようです。


撮影:(左、右上)2008.6.21、(右下)2008.6.15 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae イナバラン属 Anoectochilus 
絶滅危惧IA類(環境省)

 草姿の割に花も大きく、清楚で美しいランです。趣味家(鹿?)の人達は欲しがるのでしょうね。写真の株は盗採されました。
 
今月の花-2011.11.23-2
2011年11月23日 23時15分
ヤクシマネッタイラン(屋久島熱帯蘭) Tropidia nipponica Masamune
 石灰岩の森で生育する地生ランです。茎は2本程度を束生します。葉は5脈を有し、アコウネッタイランT. calcarata の葉を小さく細くしたような感じになり、4枚程度を互生します。草丈は20~30cm程度になります。
 本州 (伊豆諸島)、四国 (高知県)、九州 (対馬、壱岐、甑島)、屋久島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、石垣島、西表島に分布するようです。 沖縄島では、アコウネッタイラン分布域はより狭く、少ないようです。
撮影:(左)2008.6.1、(右)2008.615 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ネッタイラン属 Tropidia 絶滅危惧IB類(環境省)

 まだ開花株の撮影に至っていません。また、会いたいです。
 
今月の花-2011.11.23-1
2011年11月23日 22時50分
アコウネッタイラン(あこう熱帯蘭) Tropidia calcarata Ames
 石灰岩の森で咲いていた地生ランです。草丈は15cm程度でした。通常は単生しています。葉は7主脈を有し、薄い洋紙質で、長さは15cm程度、幅10cm程度です。
 沖縄島、石垣島、西表島、台湾、フィリピンに分布するようです。


撮影:2007.8.4 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ネッタイラン属 Tropidia 絶滅危惧IB類(環境省)

 開花を狙って、数日置きに数回通いました。一人で行った日には蛇に遭遇し、いつかはハブに出くわすのでは、とおそるおそるでした。開花株を無事撮影した時は、感激しながらも随分ほっとさせられました。
 
今月の花-2011.11.22-4
2011年11月22日 23時40分
イリオモテムヨウラン Stereosandra javanica Blume.
 西表の渓流沿いに生育していた。葉のない腐生性のランである。草丈は15~20cm程度であった。土が大雨で削り取られ、球茎が半分ほど露出していた。花は淡黄色で、蕚片と花弁の先は紫色、蕚片と花弁は大部分で接合して筒状になり、端部のみ半開し、長さ6~7mm、披針形、唇弁は長さ7mm、広披針形、基部上面に1対の小突起がある(沖縄のレッドデータブック種より)。
 沖縄島中部、石垣島、西表島、台湾、中国南部、セイロン、インド、インドシナ、マレーシアに分布するようです。

撮影:(左、右上)2008.5.26 沖縄県西表島、(右下)2012.6.2 沖縄県石垣島
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae イリオモテムヨウラン属 Stereosandra 絶滅危惧IB類(環境省) 

 まだ開花にいたっておらず、次の機会を期待したが、いまだ再会出来ていない。
 
今月の花-2011.11.22-4
2011年11月22日 22時07分
ユウレイラン(幽霊蘭) Didymoplexis pallens Griffith
 葉のない小型の腐生性のランです。草丈は10cm程度の小さな植物で、根は肥厚して塊根になるようです。
 トカラ列島、奄美大島、沖縄島北部に分布するようです。


撮影:(左)2007.6.9 沖縄県本部町、(右)2008.6.21 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ユウレイラン属 Didymoplexis 準絶滅危種(環境省)

 薄暗い森の中で、光合成を諦めてでも、一生懸命生きているのに、幽霊なんて名前をつけられてかわいそうな植物である。そこはかとなさは、幽霊につながるのかしら?
 
今月の花-2011.11.22-3
2011年11月22日 21時50分
イモネヤガラ(芋根矢柄) Eulophia zollingeri (Reichenbach fil.) J. J. Smith
 石灰岩の少し乾燥気味の森で咲いていました。無葉の地生ランです。楕円形の偽球茎有するようです。草丈は30~40cm程度ありました。このランは、担子菌のイタチタケ Psathyrella candolleana と共生関係にあるようです。
 九州 (宮崎県、鹿児島県)、屋久島、種子島、奄美大島、沖縄島、石垣島、台湾、フィリピン、インド、タイ、インドシナ、マレーシア、ニューギニアに分布するようです。

撮影:2007.6.9 沖縄県本部町
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae イモネヤガラ属 Eulophia 絶滅危惧IB類(環境省)

 無葉ランとはいえ、割合に大きく、たくましい感じのするランである。
 
今月の花-2011.11.22-2
2011年11月22日 7時08分
タカサゴヤガラ(高砂矢柄) Eulophia taiwanensis Hayata
 日当たりのよい湿った草地や明るい林床に生える地生ランです。草丈は30cm程度である。卵形~球形の偽球茎を有し、冬には線形の緑色の葉を出すようだが、いまだ未確認である。
 沖縄島北部、台湾に分布するようである。


撮影:(左、右上)2008.4.19、(右下)2008.4.13 沖縄県東村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae イモラン属 Eulophia 絶滅危惧IA類(環境省)
 
 道路沿いだったこともあり、10数株近くの物が、全て何者かに持ち去られてしっまた。持ち去っても法律的には何の罰則もなく、今の現状では、絶滅危惧種とされていても、消えていく運命にある。
 
今月の花-2011.11.22-1
2011年11月22日 6時07分
タシロラン(田代蘭) Epipogium roseum (D. Don) Lindley.
 沖縄の山原の湿度の高い石灰岩の森で咲いていた葉緑素を持たない腐生性のランです。地中に長楕円形の球茎があるようです。草丈は20~30cm程度でした。
 本州 (関東以西南)、四国、九州、沖縄島北部、石垣島、西表島、台湾、東南アジア、オーストラリア、ニューカレドニア、アフリカに分布するようです。
撮影:2008.6.1 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae トラキチラン属 Epipogium  準絶滅危惧種

 群生している様は、森の小さい妖精たちが群れているようでした。
 
今月の花-2011.11.21-6
2011年11月21日 22時07分
ウスギムヨウラン(薄黄無葉蘭) Lecanorchis kiusiana Tuyama.
 沖縄の山原(ヤンバル)の森で咲いていた腐生性の地生ランです。葉緑素を持っていません。草丈は15cm程度の小さな植物でした。花は淡黄色で、唇弁には淡紫色の突起状毛を有しています。
 四国・九屋久島、奄美、沖縄北部に分布するようですが、詳細は不明です。沖縄県の絶滅危惧種の中にも記載が見られません。


撮影:2008.5.23 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ムヨウラン属 Lecanorchis 準絶滅危惧種(環境省)

 薄暗い木々の下で、ひっそりと2株だけで咲いていました。いじらしくも有り、後ろ髪を引かれる思いでそこを去りました。
 
今月の花-2011.11.21-5
2011年11月21日 21時00分
タカツルラン(高蔓蘭) Galeola altissima Reichb. f.
 山地の自然林で、樹幹に這い上る無葉のつる性多年生のランです。茎は紫ががかった黄褐色で、分枝し、長さ20mに達すると言われる。写真の株は3m程度であった。花は淡いクリーム色ががかった黄色である。
 屋久島、種子島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、石垣島、西表島、与那国島、台湾、フィリピン、インド、インドシナ、ジャワに分布するようです。
撮影:2007.5.20 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ツチアケビ属 Galeola 絶滅危惧IA類(環境省)

 枯れ木に這い上り、一斉に見事な花を咲かせたこの株は、この後、枯死したようです。周辺に種子を散布して子孫を残したのだろうか。
 
 今月の花-2011.11.21-4今月の花-2011.11.3
2011年11月21日 14時10分
ササバラン(笹葉蘭) Liparis paradoxa (Lindl.) Reichb. f.
 日当たりのよい草地に生える小形の多年生の地生ランです。草丈は20~30cmで、総状に10~20花をつけます。
 本州 (関東以西)、四国、九州、屋久島、種子島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、魚釣島、台湾、中国南部、セイロン、インド、タイ、インドシナ、グアムに分布するようです。


撮影:2007.9.1 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae クモキリソウ属 Liparis

 写真の株は、鉢植えで栽培されていた物を撮影しました。まだ野生状態で生育したのを見たことがなく、沖縄県内では絶滅したのではと心配しています。
今月の花-2011.11.21-3 
2011年11月21日 14時00分
シコウラン(指甲蘭) Bulbophyllum macraei Reichb. f.
 山地の樹幹や石灰岩上に着生する小形の常緑多年生のランです。
 小形の常緑の多年生の着生ランです。根茎はほふくし、卵形の偽球茎をいくつかつけます。革質のカトレアの思わせる様な葉をしています。
 屋久島、種子島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島、台湾、セイロン、インドに分布するようです。


撮影:(左上下)2007.8.4 沖縄県本部町、(右)2008.4.5 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae マメズタラン属 Bulbophyllum 絶滅危惧IB類(環境省)

 本部町の株も、前掲のオオオサランと同じ所に生育していた物です。大宜味村の株とも同じように、今は見られなくなっています。インターネットで販売されているのを見るにつけ、これらの株ではないのかと疑てしまいます。 
 
今月の花-2011.11.21-2今月の花-2011.11.3
2011年11月21日 1時15分
オオオサラン(大筬蘭)(ホザキオサラン) Eria corneri Reichb. f.
 山地の樹幹や石灰岩上に着生する小形の常緑多年生のランです。根茎はほふくし、いくつかの偽球茎をつらねる。草丈は20~30cm程度のランです。
 屋久島、種子島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、石垣島、台湾、中国南部、インドシナに分布するようです。
撮影:2007.10.8 沖縄県本部町
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae オサラン属 Eria 絶滅危惧IB類(環境省)

 風雨で浸食し、剣状になった石灰岩に着生して花を咲かせていた。葉には艶があり、花は淡いクリーム色で清楚なランであった。しかし、この株は今はないようである。
 
今月の花-2011.11.21-1
2011年11月21日 0時50分
カシノキラン(樫の木蘭) Gastrochilus japonica (Makino) Schltr.
 ヤンバルの森で生育してる樹の幹に着生していました。時々、枯れ枝に着生したまま林床に落下した物も見かけます。
 本州 (関東以西南)、四国、九州、屋久島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、石垣島、西表島に分布するようです。
撮影:2006.8.13 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae  カシノキラン属 Gastrochilus 絶滅危惧Ⅱ類(環境省)

 山に入って撮影しだした初期の頃、着生ランも有るんだよね、と顔を上げると、目の前でかわいらしい花を咲かせていてたのが写真の株である。すごく感激し、何枚も撮影したのを覚えている。 
 
今月の花-2011.11.20-2今月の花-2011.11.
2011年11月20日 23時10分
カクチョウラン(鶴頂蘭)(カクラン) Phaius tankervilleae(Banks) Bl.
 山地の草地、明るい林縁や林床に生える地生ランです。開花時の草丈は1m程度になり、卵状円錐形の偽球茎を有しています。
 屋久島、種子島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、石垣島、西表島、屋久島、種子島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、台湾、中国南部、セイロン、インド、タイ、インドシナ、フィリピン、マレーシア、ニューギニア、オーストラリア、ニューカレドニア、サモア諸島、フィジー諸島に分布するようです。
撮影:2007.4.1 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ガンゼキラン属 Phaius 絶滅危惧IB類(環境省)

 割合に栽培が容易であることから、乱獲されている。コスタリカでも庭に植栽されていた。弁が淡黄色の色変わりもある
。 
  
今月の花-2011.11.20-1
2011年11月20日 23時03分
コウトウシラン(紅頭紫蘭) Spathoglottis plicata Bl.
 日当たりのよい草地や川沿いの岩上に生える常緑の多年生地生ランです。円錐形の偽球茎有し、開花時の草丈は50cm以上になります。
 石垣、西表、台湾、フィリピン、セイロン、インド、タイ、インドシナ、マレーシア、ニューギニア、オーストラリア、ソロモン諸島、ニューカレドニア、サモア諸島に分布するようです。


撮影:(左)2001.10.7 沖縄県宜野座村、 (右上下)2011.9.11 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae コウトウシラン属 Spathoglottis  絶滅危惧Ⅱ類(環境省)
 
 これらの写真は沖縄島北部で撮影した物で、この種は種子による繁殖が旺盛であることから、持ち込まれた物が野生化したと思われている。 
 
今月の花-2011.11.19-2今月の花-2011.11.3
2011年11月19日 23時50分
エダウチヤガラ(枝打矢柄) Eulophia graminea Lindley
 日当たりのよい草地や原野に生える冬緑性の多年草の地生ランです。球状の偽球茎を有し、開花時は無葉です。花茎は40cm程度になります。葉時には草丈が30cm程度になります。
 沖縄島、渡嘉敷島、阿嘉島、久米島、宮古島、台湾、セイロン、インド、タイ、インドシナに分布するようです。
撮影:(左)2008.6.22 沖縄県国頭村、(右)2011.7.14 沖縄県宜野座村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae イモラン属 Eulophia 

 沖縄のアルカリ性土壌のジャーガル(灰色の土壌)でも生育しているのを見かけたことから、土壌を選ばないランだと思われます。
 Orchidの語源は、男性の体の一部を表すらしいので、このようなランの偽球茎から連想したのかしら? と思ってしまいます。
   
 今月の花-2011.11.19-1 
2011年11月19日 23時30分
トサカメオトラン(鶏冠夫婦蘭) Geodrum pallens Griff
 明るい草地に生える多年生の地生ランです。草丈は50cm程度までなるようです。花茎は頂部に多数の花をつけますが、開花時には点頭し、果実が形成されると直立します。
 沖縄島、阿嘉島、宮古島、伊良部島、石垣島、西表島、与那国島、台湾、フィリピン、インド、タイ、インドシナ、マレーシア、ニューギニア、ポリネシア、オーストラリア、ニューカレドニア、フィジー諸島に分布するようです。


撮影:(左)2007.7.21 沖縄県西表島、(左上)2007.8.26沖縄県金武町、(右下)2006.10.1沖縄県金武町
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae メオトラン属 Geodrum 絶滅危惧IA類(環境省)

 沖縄島ではめっきり減って、なかなか見当たらなくなっています。金武町の株は、ずいぶん探し回って、2年掛かりで写真に納めたのに、今では消滅しており、寂しい思いにさせられます。
 
今月の花-2011.11.18-2今月の花-2011.11.3
2011年11月18日 22時18分
ナリヤラン(成屋蘭) Arundina graminifolia (D. Don) Horchr.
 西表の明るい草地で見られた多年生の地生ランです。草丈は50~150cm程度と言われていますが、熱帯圏では2m以上に生育するようです。
 石垣、西表、台湾、南中国に分布するようです。
撮影:2011.7.21 沖縄県西表島
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ナリヤラン属 Arundina 絶滅危惧Ⅱ類(環境省)
 
 花が美しく、栽培も容易であることから、あちこちで植栽されたりします。白花もあります。
月の花-11.11.3
今月の花-2011.11.18-1
2011年11月18日 21時02分
バイケイラン(梅蕙蘭) Corymborkis veratrifolia (Reinw.) Bl.
 西表の森で咲いていた地生ランです。かなり湿り気の多いところに生育していました。草丈が2m程度までになる大型のランです。笹の類かと思わせる姿をして、上部の節々から白い花を咲かせていました。
 石垣、西表、小笠原、台湾、フィリピン、セイロン、インド、タイ、インドシナ、マレーシア、ニューギニア、オーストラリア北部、フィジー諸島、サモア諸島に分布するようです。
撮影:2011.7.20 沖縄県西表島
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae バイケイラン属 Corymborkis  絶滅危惧Ⅱ類(環境省)

 葉には藻が繁殖しており、熱帯雨林の植物を連想しました。多分、かなり高湿度になる場所が生育に適しているのだろう。
 
今月の花-2011.11.17-2月の花-2011.11.3
2011年11月17日 15時25分
エンレイショウキラン(延齢鐘馗蘭) Acanthephippium yamamotoi Hay.
 常緑多年生の地生ランです。草丈は40~60cmになります。タイワンショウキラン A. sylhetense に似ていますが、葉に5脈がある(タイワンショウキランは9脈)ことと、花の形態、色等で見分けられるようです。
 屋久島、徳之島、沖縄、石垣、西表、台湾、南中国に分布するようです。



撮影:2011.7.20 沖縄県西表島
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae エンレイショウキラン属 Acanthephippium 絶滅危惧IB類(環境省)

 知人から、西表で咲いてるとの連絡が有り、撮影してきました。沖縄島ではほとんど見られなくなり、花を撮影するのは不可能に近くなっています。
の花-2011.11.3
 今月の花-2011.11.17.-1 
2011年11月17日 14時50分
ユウズルエビネ(夕鶴海老根) Goodyera viridiflora Bl. var. ogaatai Liu et Su
 オナガエビネとツルランの自然交雑と考えられています。花色は白から淡紅色まであります。形も両種の中間的になります。両種が分布する地域では、この交配形の種が生ずると考えられます。  




撮影:(上左)2011.7.11、(上右)2011.8.3、(下左)2011.8.2、(下右)20117.16 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae エビネ属 Goodyera
 
 色彩が多彩でかわいらしいので、より乱獲されるようです。
 ややクリーム色ががかった物も発生し、花がバラエティーに富んでいます。
 
今月の花-2011.11.16-2今月の花-2011.11.3
2011年11月16日 22時45分
オナガエビネ(尾長海老根)(リュウキュウエビネ) Calanthe masuca (D.Don) Lindley
 沖縄の山原(ヤンバル)の森で咲いていた地生ランです。草丈は70~80cm程度になります。総状に淡紫色~紅紫色の花を多数つけます。
 甑島、屋久島、種子島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、石垣島、西表島、台湾、中国南部、インド、タイに分布するようです。
撮影:(左)2007.9.30、(右)2006.8.13 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae エビネ属 Calanthe 絶滅危惧Ⅱ類(環境省)

 少し乾燥気味の林内から、湿気の強い所まで生育し、花を咲かせています。林内で、初めてこの花に出会えた時の感動が忘れられません。
花-2011.11.3 
 今月の花-2011.11.16-1 
2011年11月16日 22時07分
ツルラン(鶴蘭) Calanthe triplicata (Willemet) Ames
 山地の林床に生えるランです。
 大きいものは草丈は1m程度になります。総状に多数の花をつけます。
 日本では、屋久島、種子島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、石垣島、西表島、小笠原の他、台湾、インド、中国南部、フィリピン、タイ、インドシナ、マレーシア、ニューギニア、オーストラリア、グアム、ニューカレドニア、フィジー諸島、マダガスカル等広く分布するようです。
撮影:2011.7.20 沖縄県西表島
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae エビネ属 Calanthe 絶滅危惧Ⅱ類(環境省) 

 薄暗い林内で、浮かび上がるように、白い清楚な花を咲かる様は、心和まされます。
 
今月の花-2011.11.15-2
2011年11月15日 23時30分
アオイボクロ(葵黒子)(ヤエヤマヒトツボクロ) Nervilia aragoaana Gaudich.
 夏に開花する石灰岩の林床に生える地生ランです。しかし、開花時には葉が見られず、開花後、発生してきます。葉は1株1枚です。花茎は30cm程度になります。地中に径1~2cmの星状の球茎があるようです。
 沖縄島北部、北大東島、伊良部島、多良間島、石垣島、西表島、波照間島、与那国島、台湾、フィリピン、中国南部、インド、タイ、インドシナ、マレーシア、グアム、ニューギニア、オーストラリア、ニューカレドニア、サモア諸島、フィジー諸島に分布するようです。
撮影:(左)2011.7.21 沖縄県西表島、(右)2008.1.6 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ムカゴサイシン属 Nervilia 絶滅危惧Ⅱ類(環境省)

 今年、沖縄島と西表島でようやく花に会えました。沖縄島での自生地はかなり湿り気も有り、ハブが出没しそうな環境です。
 
今月の花-2011.11.15-1今週の花-2011.11.3
2011年11月15日 22時40分
クニガミトンボソウ(国頭蜻蛉草)(ソノハラトンボ) Platanthera sonoharai Masamune
 今週の花はシマシュスランです。
 渓流に生育する地生ランです。地中に紡錘形の塊根があるようです。草丈は20cm内外です。
 大隅半島、屋久島、種子島以南(奄美、沖縄、石垣、西表)、台湾、比島、マレーシアに分布するようです。
撮影:2007.9.16 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ツレサギソウ属 Platanthera 絶滅危惧IA類(環境省)

 自生地でも10数本程度が確認されていただけでしたが、大雨で、ほとんどが流されてしまいました。また、回復してくれるのだろうか。 
 
今月の花-2011.11.14-2
2011年11月14日 23時50分
ヤクシマヒメアリドウシラン(屋久島姫蟻通蘭) Kuhlhasseltia yakushimene (Yamamoto) F. Maekawa
 谷川沿いの湿り気の強い所に生育する小型の多年生地生ランです。草丈は5~10cm程度です。花茎に1~3個程度の花を咲かせます。分布は大隅半島南部、屋久島、甑島、徳之島、沖縄島に分布するようです。


撮影:(左2点)2011.9.25、(右)2011.9.11 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ハクウンラン属 Kuhlhasseltia 絶滅危惧IB類(環境省)
 
 大雨が降ったら流されてしまいそうな渓流沿いにも生育しています。流されずに来年もかわいらしい花を咲かせてほしいです。
 
今月の花-2011.11.14-1
2011年11月14日 23時20分
カンダヒメラン(神田姫蘭) Malaxis kandae Hashimoto
 山地の明るい林床や草地に生える地生ランです。草丈は20cm程度で、多数の花をつけます。花は赤みを帯びた紫褐色で直径5mm程度です。
 沖縄、フィリピン、セイロン、ヒマラヤ、中国南部、タイ、インドシナに分布するようです。
撮影:2011.9.11 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ヤチラン属 Malaxis 絶滅危惧IA類(環境省)
 
 オキナワヒメランMalaxis purpurea (Lindley) O. Kuntzeと混同されることが多いようです。
 
今月の花-2011.11.13-2
2011年11月13日 17時25分
ナンバンキンギンソウ(南蛮金銀草) Goodyera rubicunda (Reichb. f.) J. J. Sm.
 沖縄の山原の石灰岩土壌の森で咲く地生ランです。5、,6枚の葉を互生しています。草丈は30~50cm程度。穂状に多数の花をつけます。
 沖縄、石垣、西表、与那国、台湾、比島、モルッカ群島、ジャワ、ニューギニアに分布するようです。
撮影:2011.8.27 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae シュスラン属 Goodyera 絶滅危惧Ⅱ類(環境省)
 
 花を見てない当初は、キンギンソウだと思っていました。しかし、キンギンソウと違い、やや薄暗い石灰岩土壌に生育します。
 
今月の花-2011.11.13-1
2011年11月13日 16時32分
ムロトムヨウラン(室戸無葉蘭) Lecanorchis amethystea Y. Sawa, Fukunaga & S.Sawa
 沖縄の山原の広葉樹林内の樹下で咲いていた腐生ランです。草丈は約30cm程度でした。花弁は薄く、半透明がかったクリーム色を呈していました。唇弁の先は顎状で、淡紫色を呈していました。詳細な産地は不明ですが、現在の所、高知県、沖縄県沖縄島での報告が有ります。 


撮影:2011.8.3 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ムヨウラン属 Lecanorchis 
 
 我々の仲間内では、クロムヨウランと言われてきましたが、詳細な研究の結果、ムロトムヨウランと判定されました。
今月の花-2011.11.12-2   
2011年11月12日 23時30分
アワムヨウラン(阿波無葉蘭) Lecanorchis trachycaula Ohwi
 これもヤンバルの森で撮影した腐生ランです。草丈は20~30cmで数本束生します。多数の花を頂生させます。萼片と花弁は淡黄色で倒披針形。唇弁は白色で顎状を呈し、内面にはわずかに毛が見られました。
撮影:2011.7.31 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ムヨウラン属 Lecanorchis 絶滅危惧IA類(環境省)
 
 友人からの情報で自生地に撮影に出かけてきました。しかし、この1株が咲いていただけで、周りには確認できませんでした。来年もここで株を増やして咲き続けることを願っています。
                                 
今月の花2011.11.12-1 
2011年11月12日 21時30分
シラヒゲムヨウラン (白髭無葉蘭)Lecanorchis flavicans Fukuyama var. acutiloba Hashimoto
 草丈は20~30cmになる薄暗い広葉樹林内に生育する腐生ランです。茎は当初淡黄色で、開花時には黒くなります。花弁は淡黄色で、唇弁には綿毛状の毛を密生します。葉はなく(退化)葉緑素を持たない植物です。石垣島、西表島に分布するサキシマスケロクの変種とされています。
 屋久島、奄美大島に分布するようですが、沖縄からの正式な記載がまだ有りません。  


撮影:2011.7.17 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ムヨウラン属 Lecanorchis 準絶滅危惧(環境省)

 
薄暗い林内で、光合成を諦めて腐生性となり、小さいながらも生き抜いているのを思うと、かわいらしい反面、たくましさと不さが感ぜられる植物です
 
 今月の花-2011.11.11-2は    
2011年11月11日 23時50分
ツユクサシュスラン(露草繻子蘭) Goodyera foliosa (Lindl.) Benth. ex Hook. f.
 高さが10~30cm程度に達する地生ランです。割合に暗い林内に生育し、茎は長く地上を這います。薄いピンク色の花を6~7個つけます。南九州以南、アッサム、ビルマに分布するようです。
撮影:2011.10.26 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae シュスラン属 Goodyera
琉球植物誌の追加・訂正版ではクニガミシュスランはツユクサシュスランの異名と訂正されています。
 
 今月の花-2011.11.11-1 
2011年11月11日 23時40分
タネガシマムヨウラン(種子島無葉蘭) Aphyllorchis montana Reichb. f.
 無葉の腐生ランで、葉緑素を持っていません。この株の草丈は40cm程度でしたが、60~80cm程度にもなるようです。普通は単生するのですが、この株は株立ちになっている様子でした。
 大隅、高隈山、種子島、沖縄、石垣、西表、西インドに分布するようです。
撮影:2011.9.28 沖縄県名護市
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae タネガシマムヨウラン属 Aphyllorchis 絶滅危惧Ⅱ類(環境省)
林内でスックと立ち上がって、うす黄色の花を咲かせているのは驚嘆です。割合に花期は長く、11月初旬でもまだ蕾の株も見られます。
 
 今月の花-2011.11.10-2  
2011年11月10日 22時07分
カゴメラン(籠目蘭) Goodyera hachijoensis var. Matsumurana (schltr.) Ohwi ex Hats. et Amano
 葉の編み目が美しい地生ランです。森林の樹下に生育します。草丈は10~20cm程度になり、ほとんど単生し、淡紅白色の小さな花を多数咲かせます。沖縄各島(琉球植物誌には各島となっており具体的には不明)、屋久島、甑島に分布するようです。
撮影:(左)2007.12.15 沖縄県大宜味村、(右)2007.11.3 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae シュスラン属 Goodyera
                                                   ハチジョウシュスラン(ヤクシマシュスラン)が基本種となっていますが、沖縄ではカゴメランの方が一般的に見かけられます。

 今月の花-2011.11.10-1 
2011年11月10日 18時45分
タカサゴサギソウ (高砂鷺草)Habenaria lacertifera (Lindl.) Benth
 道路工事で切り取られた斜面で咲いていました。
 草丈は20cm程度になります。花は淡緑色で半開します。唇弁から直角に両側へひげを伸ばしています。
 沖縄、石垣、西表、屋久島?、台湾、南中国~インド、マレーシアに分布するようです。
撮影:2011.10.10 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ムカゴトンボ属 Habenaria 絶滅危惧IB類(環境省)
  
 
 今月の花-2011.11.9-4
2011年11月09日 23時50分
ダイサギソウ(大鷺草) Habenaria dentata (Sw.) Schltr.
 高さが30~50cm程度になる地生ランです。日当たりのいい草地に生育していました。10輪前後の花をつけます。関東南部以西南、奄美、徳之島、沖縄、石垣、西表、台湾、南中国、インドシナ、ヒマラヤに分布するようです。

撮影:2011.10.10 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ミズトンボ属 Habenaria 絶滅危惧IB類(環境省)
 白い花にはいかにも白鷺が群れ飛ぶのを連想させられます。道路沿いの草むらでよく見かけるので盗掘されるのが多く、毎年悲しい思いにさせられます 
 
 今月の花-2011.11.9-3 
2011年11月09日 23時20分
リュウキュウサギソウ(琉球鷺草)(イトヒキサギソウ) Habenaria polytricha Rolfe
 沖縄の山原の森の林道沿いに咲いていた地生ランです。草丈は30cm以上になります。酸性土壌の山や石灰岩の山でも見かけるので、土壌をあまり選ばないのではと思います。
 沖縄島以外に奄美、徳之島、伊平屋、石垣、西表、台湾、フィリピンに分布するようです。
撮影:2011.10.10 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ミズトンボ属 Habenaria 絶滅危惧IB類(環境省)
  花には長いひげが有るので、サギと言うよりは緑色のアシナガグモが獲物を待ち受けているのを連想します。 
 
今月の花-2011.11.9-2
2011年11月09日 04時30分
イリオモテヒメラン(西表姫蘭) Malaxis bancanoides Ames
 高さが20~30cm程度になる地生ランです。グリーンタイプの株と紫を呈したタイプが有ります。花も黄色から赤のタイプが見られます。石垣、西表、台湾、フィリピンに分布するようですが、沖縄島でも見かけたとの情報も有ります。

撮影:2011.10.22 沖縄県西表島
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ヤチラン属 Malaxis
  ムラサキチュウガエリの異名を持つとおり、唇弁が上になって咲きます。現在はホザキイチョウラン属 Microstylisからヤチラン属 Malaxisに変更されています。
 
  今月の花-2011.11.9-1
2011年11月09日 04時20分
ハチジョウシュスラン(八丈繻子蘭)(ヤクシマシュスラン) Goodyera hachijoensis Yatabe
 またまた沖縄の地生ランです。草丈は10cm程度でした。葉の中央部が細かい網目状を呈し、多数の小さなかわいい花を咲かせていました。八丈島、大隅、薩摩半島南部以南の奄美大島、徳之島、沖縄島、伊平屋島、久米島、石垣島に分布するようです。

撮影:2011.10.22 沖縄県西表島
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae  シュスラン属 Goodyera
  
  カゴメランと言うのも有りますが、学名上はこの種が基本種になります。
 
 今月の花-2011.11.6-2
2011年11月06日 23時30分
ヤクシマアカシュスラン(屋久島赤繻子蘭) Hetaeria yakushimensis Masamune, pro syn.
 高さが10~30cm程度になる多年生の地生ランです。10月中旬頃に、ヤンバルの樹林下で小さな花を3~20花程度つけ咲いていました。深緑色の4~7葉を互生する。葉柄は赤色を帯びる。奄美、徳之島、沖縄、石垣、西表、台湾に分布するようです。

撮影:2011.10.9 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae シロスジカゲロウラン属 Hetaeria 絶滅危惧IB類(環境省)
 
今月の花-2011.11.6
2011年11月06日 19時45分
タイワンエビネ(台湾海老根) Calanthe formosana Rolfe
 うす黄色の花が穂状に咲く美しい花です。沖縄の沖縄島北部では乱獲され絶滅状態で見受けられません。西表島では数ヶ所に産すると言われていますが、個体数は年々減少しているようです。我々の子孫が自然状態で見られるように残しておきたい花です。、

撮影:2011.10.23 沖縄県西表島
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae エビネ属 Calanthe 絶滅危惧IA類(環境省)
 西表島の山中で撮影しました。森の中は少しばかりひんやりとしてきていましたが、まだまだ残暑が厳しい状況でした。
今月の花-2011.11.4
2011年11月04日 20時39分
カゲロウラン(蜉蝣蘭) Hetaeria agyokuana (Fukuyama) K. Nakajima
 高さが15~20cm程度になる地生ランです。10月中旬頃に、ヤンバルの樹林下でひっそりと目立たない小さな花を10花程度つけ咲いています。沖縄、石垣、西表、台湾に分布するようです。

撮影:2011.10.16 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae ヒメノヤガラ属 Hetaeria 絶滅危惧II類(環境省)
 私の拠点は沖縄本島です。当然ヤンバルの山へ行くのが多くなります。10月は、ここ沖縄はまだ暑く、汗をびっしょりかきながら山中を歩き回りました。ハブを気にしながらですから安全のために長靴は必需品です。

今月の花-2011.11.3
2011年11月03日 22時07分
シマシュスラン(島繻子蘭)(オオシュスラン) Goodyera viridiflora Bl. var. ogaatai Liu et Su
 沖縄の山原の森で咲いていた地生ランです。草丈は10cm程度の小さな植物で、普通は左側の様な淡紅色の色ですが、グリーンの花も有りました。
 大隅半島、屋久島、種子島以南(奄美、沖縄、石垣、西表)、台湾、比島、マレーシアに分布するようです。
撮影:2011.11.2 沖縄県国頭村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae  シュスラン属 Goodyera 絶滅危惧IB類(環境省)
 過去に撮影した写真を含めて少しずつ紹介したいと思っています。
 独自に作成するのは初めてなので、練習も兼ねながらスタイルも変えていきます。
 今週はヤンバル(山原)の山に行ってきました。カゲロウラン、ヤクシマアカシュスラン、オキナワヤブムラサキ、マルバハグマ(オキナワテイショウソウ)、アリモリソウも咲いていました。