多年生地生蘭。茎は高さ（花序とともに）20cm位で下部の径3 mm位、下部は無毛、節間は2 cm位。葉は4〜5個、卵状長楕円形〜長楕円形、鋭頭、円脚または円状鈍脚、長さ4.5cm、幅2 cm位、無毛。葉柄は長さ12 mm位(鞘部をのぞき）。穂状花序は長さ5〜6cm、花梗の部分は長さ1〜8cm、粗毛を有し、2〜3個の鱗片を有する。鱗片は披針形、帯赤色、半ば抱茎、長さ1cm、有毛。花序の包は卵状披針形、鋭尖頭、有毛、長さ1 cm位。子房は円柱形、長さ1 cm。花は紅色。萼片は長さ不同、上片は卵形〜広卵形、長さ5.5 mm、 幅3.5 mm、やや尾状鈍頭、1脈、外面に腺状ひげ毛を有し、下部は花弁と合着しボート形、側片は斜長楕円形、長さ11 mm、幅4.5 mm.やや鋭頭。唇弁はＹ字形、長さ23 mm、基部は長さ2〜3mmの円い嚢状となり、中片は線状披針形で長さ9 mm、幅2〜3mm、両側に長さ7〜8 mmのひげ毛8 〜9 対を開出し、舷部は約45°の角度で２深裂し、裂片は斜長方形状楕円形で長さ1 cm、幅5〜6 ｍｍ。 芯柱は長さ2/3mm、幅1/2mm。沖縄、西表。−日本（屋久島）?、台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用）

撮影：2008.6.21　沖縄県国頭村		撮影：2008.6.21　沖縄県国頭村		撮影：2008.6.15　沖縄県国頭村
撮影：2008.6.21　沖縄県国頭村				撮影：2008.6.15　沖縄県国頭村
		撮影：2008.6.15　沖縄県国頭村