エダウチヤガラ(枝打矢柄)(オキナワイモネヤガラ) Eulophia graminea Lindl.
     ラン科 Orchidaceae  イモネヤガラ属
Eulophia     絶滅危惧II類(沖縄県)   
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 地上蘭、偽茎はやや球形で径 2 cm位。花茎は無葉、高さ5O cm,径 3 mmに達し、5〜6個の鱗片を疎につける。鱗片は鞘状で長さ1.3〜1.8 cm、 鋭頭、多脈、無毛。総状花序は単生または下部で1個の枝を出し、長さ15〜20 cm、疎花、無毛、小梗は子房とともに長さ1 cm位、包は卵状披針形、長さ1 cm位、鋭尖頭、5〜6脈。萼片は同形、線状長楕円形、長さ1.2 cm位、鋭尖頭、赤紫色、5脈、側片は鎌形。花弁は後芽片と同形で鋭尖頭、狭脚、長さ9 mm位。唇弁は芯柱の基部からでて、長さ12 mm、倒卵形、中央部付近で3裂し、側裂片は全縁、中裂片はやや全縁で倒卵形、円頭、長さ 6 mm位で波状細歯縁。沖縄、久米。―台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2011.7.14 沖縄県宜野座村

撮影:2007.5.19 沖縄県国頭村

撮影:2011.7.14 沖縄県宜野座村

撮影:2007.5.19 沖縄県国頭村



撮影:2007.6.21 沖縄県国頭村

撮影:2013.11.20 沖縄県伊平屋島

 沖縄のアルカリ性土壌のジャーガル(灰色の土壌)でも生育しているのを見かけたことから、土壌を選ばないランだと思われます。
 Orchidの語源は、男性の体の一部を表すらしいので、このようなランの偽球茎から連想したのかしら? と思ってしまいます。伊平屋島、伊是名島でも見かけました。