多年生地上蘭、地下茎は節が多く、多数のひげ根をだし、連球状をして匍うている。葉は越年生、2〜3個束生し、倒披針状長楕円形、長さ20 cm内外、鈍頭またはやや鋭頭、基部は漸尖脚で長い葉柄に流れ、縦ひだがあり、下面には短毛を密布する。花茎は葉束から1個でて、高さ30〜40
cm、10花内外、花径は3〜4 cm。花被片は全開、外花被片は紫褐色、内花被片と唇弁とは白色または淡紫色。唇弁は帯白色で基部の方はやや紅色、中裂片は長楕円形で上方に向って少し拡がり、先端はやや2裂し不明の板があり、裂片は開出せず、円形、辺縁は内方に重なり幅
1.5 mm位。沖縄(カツウ岳)。―固有。―基本種エビネは本変種に比べ唇弁の形を異にし日本内地に分布する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。
撮影:2008.4.5 沖縄県大宜味村
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撮影:2008.4.5 沖縄県大宜味村
撮影:2014.3.30 沖縄県大宜味村 |
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撮影:2014.3.30 沖縄県大宜味村
撮影:2013.3.16 栽培品
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撮影:2011.2.12 沖縄県大宜味村 |
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この花に初めて巡り会ったのは、大雨に降られながら山に入った時で、漸く見つけることが出来ました。雨に煙るように林の中に現れ、その美しさにしばらく見とれていました。
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