ハマニガナ(浜苦菜) Ixeris repens (L.) A. Gray
    キク科 Asteraceae  ノニガナ属 Ixeris(←ニガナ属)
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 砂中に白色の地下茎をだして繁殖する多年生草本。節間は長さ4〜9 cmで茎は往々長さ1m に達する。茎葉は互生しやや厚質、3〜5角心形で掌状に3〜5中〜深裂または全裂し、長さ2〜5 cm、裂片は広楕円形で円頭、不規則な微凸状牙歯縁、両面ともに無毛、下面は多少灰白色。葉柄は長さ2.5〜8.5 cm。 花茎は根葉に腋生斜上し、2〜6個の頭花を疎につけた散房花序をなし、長さ7〜9 cm。頭花は花時には上向し、花梗は長さ1.5〜6 mm。総包は筒状で無毛、長さ10 mm、幅 7〜8 mm、基部には卵形または長楕円形の包があり、外片はやや2列で長さ不同、内片は8個。花は17〜20個、花冠は黄色で長さ15〜16 mm。痩果は紡垂形、褐色、長さ6〜7 mm、先端のくちばし部は長さ1.5〜2 mm、冠毛は純白色で長さ6 mm。各島、海岸砂浜。 ―日本(各地)、カムチャッカ、満州、朝鮮、中国、台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。


撮影:2008.5.30 沖縄県伊平屋島

撮影:2008.5.30 沖縄県伊平屋島

撮影:2011.1.18 沖縄県渡名喜島

この種は、ニカラグアのCorn Islandでも見たような気がするな。